各選手の年俸は適正か!?球団別年俸評価~読売ジャイアンツ投手編~

何はともあれ野球推しです。

 

今回はいつかやりたいなと思っていた企画である各選手の年俸評価を行っていきたいと思います。かなり長い企画になりそうなので今シーズンかけてゆっくりやれればなと思います。私は基本的に選手ファーストですので年俸が多過ぎると言うことはほぼないと思います。皆さんもこれを機に選手の年俸について考えてみてください。ちなみに年俸は推定で間違っている可能性もあるのでご注意ください。それでは見ていきましょう。

 

今回は伝統ある巨人の投手です。

 

順番は背番号順です。

成績の略称

試(試合)、防(防御率)、H(ホールド)、S(セーブ)、振(三振)

 

 

 

 

平内 龍太(24歳)年俸:2900万 1450万アップ プロ3年目

2022年:試53、回50、防4.32、勝4、H17、振39
通算:試56、回55、防5.32、勝4、H17、振44

 平内選手は亜細亜大学からドラフト1位で加入し、昨年中継ぎとしてブレイクを果たした若手投手です。ルーキーの年はケガなどもあり不本意なシーズンとなりましたが、中継ぎに転向して臨んだ昨年は50試合登板をクリアしチームに欠かせない戦力となりました。年俸も倍増となりしっかりと評価されたと思います。今シーズンは手術明けということもあり調子が上がっていないですが、後半戦巻き返せばアップ評価になると思います。

 

大勢(24歳)年俸:5700万 4100万アップ プロ2年目

2022年:試57、回57、防2.05、勝1、H9、S37、振60
通算:上記に同じ

 大勢選手は関西国際大学からドラフト1位で加入し、巨人の絶対的守護神に君臨した選手です。昨年はルーキーながら開幕から守護神を任されその役割を最後まで全うしました。ルーキーのセーブ記録を達成し新人王も獲得しました。一気にチームに無くてはならない選手となりましたし、大勢選手がいなかったらと思うとゾッとする程です。年俸もルーキーの中では球団No1のアップ率となる356%アップとなりました。今シーズンは侍ジャパンの影響もあるのかここまで調子が上がっていないですが、普通に考えるとアップ評価になると思います。

 

菅野 智之(33歳)年俸:5億 1億ダウン プロ11年目

2022年:試23、回147、防3.12、勝10、振104
通算:試241、回1640.2、防2.45、勝118、振1432

 菅野選手は東海大学から浪人を経てドラフト1位で加入し、長年エースとしてチームを引っ張ってきた選手です。数々のタイトルを獲得し2017年、18年には
2年連続で沢村賞を受賞するなど名実ともに球界屈指の先発投手となりました。年俸はその時点での最高額となる8億を貰っていました。ただ、2021年はケガの影響もあり苦しみ思うような投球ができていませんでした。昨年は全盛期ほどではないですが持ち直し2年ぶりの二桁勝利を達成しました。元々の年俸が高かったためダウン評価となりましたが球団もしっかりと評価していると思います。今シーズンはケガで出遅れたものの現在は復帰しているのでエースらしい投球を期待したいです。

 

山﨑 伊織(24歳)年俸:2500万 1300万アップ プロ3年目

2022年:試20、回97.1、防3.14、勝5、H1、振55
通算:上記に同じ

 山崎選手は東海大学からドラフト2位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手です。ルーキーのシーズンはトミージョン手術の影響でシーズンの大半をリハビリに費やしましたが、プロ2年目として迎えた昨年は先発としてブレイブを果たしました。100イニング近くを投げ防御率3.14と実質ルーキーとなる選手としてはかなりいい成績だと思います。年俸も2倍以上となりましたが、個人的には3000万貰っても良かったかなと思います。今シーズンは既に4勝を挙げているのでアップとなる可能性が高いと思います。

 

戸郷 翔征(23歳)年俸:9000万 5000万アップ  プロ5年目

2022年:試25、回171.2、防2.62、勝12、振154
通算:試72、回439.2、防3.18、勝31、振409

 戸郷選手は聖心ウルスラ高校からドラフト6位で加入し、早い段階で一軍の戦力となっていた現エースと呼ばれる選手です。昨年はセリーグ最多となる171.2回を投げ悲願の二桁勝利を達成し、最多奪三振のタイトルも獲得しました。実績的にも投球内容を見ても完全に巨人のエースに成長したと思います。年俸も2倍以上となりしっかりと評価されていると思いますが、個人的には1億いってほしかったなと思います。それだけの成績を残していると思います。今シーズンもここまで調子が良く、長いイニングを投げているので一気に2億くらいいって欲しいです。

 

今村 信貴(29歳)年俸:4700万 1700万アップ プロ12年目

2022年:試55、回53、防3.57、勝2、H23、振34
通算:試154、回480.1、防4.16、勝25、H25、振354

 今村選手は太成学院大高校からドラフト2位で加入し、これまで先発として一定の成績を残してきた技巧派左腕です。昨年は中継ぎに転向し、自己最多となる55試合に登板し23ホールドをマークするなど巨人の中継ぎ陣を支えました。年俸も大幅アップという形になりましたね。成績も残していますし、これまでの貢献度もあるので当然の年俸だと思います。今シーズンはここまで苦戦しているのでダウン評価になってしまう可能性が高いと思います。

 

山田 龍聖(22歳)年俸:1100万 100万ダウン プロ2年目

通算:なし

 山田選手はJR東日本からドラフト2位で加入し、即戦力として期待された大型左腕です。昨年はケガなどもあり主に二軍で登板しましたが、二軍でもプロの壁に跳ね返されました。ルーキーとしては高かった年俸もダウン評価となり悔しいシーズンでしたね。今シーズンは二軍で防御率1点台なので一軍デビューの可能性もあると思います。

 

グリフィン(27歳)年俸:1億 来日1年目

2022年:試6、回6.1、防8.53、勝0、振4
通算:試7、回8、防6.75、勝1、振4
※成績はメジャーでの成績

 グリフィン選手は先発ローテの一角を担う存在として加入した新外国人選手です。メジャーでの実績は少ないですが主に3Aで活躍してきた選手で、昨年は3Aで38試合に登板し防御率2.10、6勝をマークしました。先発、中継ぎ両方で活躍が見込める選手で、巨人に足りない先発左腕を埋める補強として1億くらい出していいと思います。今シーズンはここまで先発としてチームに欠かせない戦力になっているので、残留の線が強いと思います。

 

鍵谷 陽平(32歳)年俸:6300万 1200万ダウン プロ11年目

2022年:試21、回17、防3.71、勝2、H5、振9
通算:試406、回398、防3.46、勝23、H105、S6、振313

 鍵谷選手は中央大学からドラフト3位で日本ハムに加入し、長年リリーフとして登板してきた実績豊富な選手です。2019年にトレードで日本ハムから巨人に移籍しました。2チームに渡って登板を重ねてきた鉄腕ですね。昨年は調子が中々上がらずキャリアワーストタイの登板数となりました。年俸も元々が高かったこともありかなりのダウンとなりましたね。個人的にはもう少し下げ幅が少なくても良かったと思いますが、元の年俸を考慮したら仕方ないのかなと思います。今シーズンはまずまず一軍での登板がありますが、鍵谷選手からすると少ない登板数なのかなと思います。

 

赤星 優志(24歳)年俸:2200万 1200万アップ プロ2年目

2022年:試31、回78、防4.04、勝5、H5、振52
通算:上記に同じ

 赤星選手は日本大学からドラフト3位で加入し、ルーキーの時から一軍の戦力となった即戦力投手です。ルーキーとして迎えた昨年はシーズン序盤は先発として結果を残し、調子が下がってきてからは中継ぎとしてもチームに貢献しました。ルーキーながら先発、中継ぎ両方で結果が残せる選手は稀だと思うので、チームへの貢献度は非常に大きいと思います。年俸も2倍以上となりしっかりと評価されたと思います。今シーズンはここまで結果が出ていませんが、後半戦の巻き返せばアップ評価になると思います。

 

鈴木 康平(29歳)年俸:1700万 450万ダウン プロ6年目

2022年:試14、回12、防6.75、勝0、H2、振13
通算:試79、回174、防4.85、勝5、H12、S2、振141

 鈴木選手は日立製作所からドラフト2位でオリックスに加入し、一軍で一定の戦力となっていた選手です。2019年には先発として19試合に登板、2021年には中継ぎとして34試合に登板と先発、中継ぎ両方で実績のある選手です。昨年は自身の不振もあり14試合の登板に留まりました。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。今シーズンはオリックスでは出番がなかったものの、シーズン途中にトレードで巨人に移籍し出番が増えているのでアップ評価になる可能性は高いと思います。ちなみに鈴木選手の契約更改はオリックスでの契約更改です。

 

ビーディ(30歳)年俸:1億6000万 来日1年目

2022年:試31、回61.1、防5.14、勝2、H3、振39
通算:試58、回187、防5.34、勝7、H3、振163
※成績はメジャーでの成績

 ビーディ選手は昨年までアメリカでプレーし、今年から巨人の先発候補として加入したメジャーでの実績もある選手です。昨年はメジャーで先発、中継ぎ両方で登板しまずまずの成績を残しました。2019年にはメジャーで22試合に先発するなど実績もあるので、1億6000万と高額な契約となりました。今シーズンはここまで先発として結果が出ませんでしたが、中継ぎに転向して結果が出ているのでこのまま継続して活躍できれば残留となると思います。

 

中川 皓太(29歳)年俸:7500万 2000万ダウン プロ8年目

2022年:なし
通算:試212、回220、防2.86、勝12、H83、S24、振201

 中川選手は東海大学からドラフト7位で加入し、セットアッパーや守護神として活躍してきた選手です。昨年はトミージョン手術を受けたこともあり一年間をリハビリに費やしたため一軍での登板はありませんでした。これまでのチームへの貢献度は高い選手ですが、登板が無ければ年俸が下がってしまうのは仕方ないと思います。今シーズンはシーズン途中に復帰してきて大車輪の活躍を見せているので、アップ評価になる可能性は高いと思います。

 

畠 世周(29歳)年俸:3300万 330万ダウン プロ7年目

2022年:試27、回28.2、防3.14、勝3、H8、S1、振22
通算:試118、回288.2、防3.21、勝19、H26、S2、振241

 畠選手は近畿大学からドラフト2位で加入し、先発、中継ぎ両方で一軍で活躍している選手です。昨年は中継ぎとしてシーズンを迎えましたが、27試合の登板に留まり昨年から大幅に登板数を減らしました。年俸も微減という形になってしまいましたね。ちらほらいいシーズンもありますが長続きせずイマイチ年俸が上がっていませんね。今シーズンはここまで一軍での登板が無いのでダウン評価になってしまう可能性は高いと思います。

 

鍬原 拓也(27歳)年俸:2900万 1840万アップ プロ6年目

2022年:試49、回45.1、防5.16、勝3、H16、振30
通算:試80、回99、防5.80、勝5、H19、振87

 鍬原選手は中央大学からドラフト1位で加入し、即戦力投手として期待されていた選手です。昨年はサイドスローへの転向がハマり中継ぎとしてブレイクを果たしました。49試合への登板、16ホールドはいずれもキャリアハイですね。年俸も3倍近くとなる大幅アップを勝ち取りました。今シーズンはここまで一軍での登板は少ないですが、後半戦の巻き返し次第ではアップ評価になると思います。

 

髙橋 優貴(26歳)年俸:3000万 600万ダウン プロ5年目

2022年:試10、回26.2、防5.40、勝1、H1、振21
通算:試63、回294.2、防3.70、勝18、H3、振209

 高橋選手は八戸学院大学からドラフト1位で加入し、先発として一時ブレイクを果たした左腕です。一昨年は1年間ローテを守りキャリアハイとなる11勝を挙げるなど大ブレイクを果たしましたが、昨年はその勢いが続かず僅か1勝に留まってしまいました。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。今シーズンもここまで先発として結果が出ていないので、後半戦に巻き返して欲しいです。

 

田中 千晴(22歳)年俸:1000万 契約金6000万 プロ1年目

 田中千晴選手は国学院大学からドラフト3位で加入し、手薄な投手陣の層を厚くするために期待されている選手です。今シーズンは二軍で先発調整などもありましたが、一軍では中継ぎとして一時セットアッパーを任されるなど戦力になっていると思います。この活躍を維持できれば倍以上のアップになることは間違いないと思います。

 

高梨 雄平(31歳)年俸:1億1000万 3200万アップ プロ7年目

2022年:試59、回46.1、防2.14、勝2、H27、振44
通算:試353、回271.2、防2.35、勝9、H110、S4、振270

 高梨選手はENEOSからドラフト9位で楽天に加入し、長年左のワンポイントを中心に活躍してきた左のサイドハンドの中継ぎ投手です。2020年からはトレードで巨人に加入し巨人でも結果を残し続けました。昨年は2年連続となる50試合以上に登板し防御率2点台と安定感抜群の投球を見せました。かなり登板過多気味かなと思っていたので、この防御率でシーズンを終えるのは流石ですね。年俸も初めて億越えを果たし嬉しい評価だと思います。今シーズンは序盤こそ不調でしたが、復調してきているので後半戦次第ではアップ評価も狙えると思います。

 

直江 大輔(23歳)年俸:910万 150万アップ プロ5年目

2022年:試9、回18.2、防3.38、勝1、振16
通算:試16、回41.2、防3.72、勝1、振31

 直江選手は松商学園からドラフト3位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手です。昨年は先発、中継ぎ両方で一軍で登板し、プロ初勝利を挙げるなど飛躍の年となりました。年俸もアップ評価となりいいシーズンを送れたと思います。今シーズンは一時中継ぎとしてブレイクをしかけていたので、後半戦次第では大幅アップも期待できる選手だと思います。

 

石田 隼都(20歳)年俸:610万 10万アップ プロ2年目

通算:なし

 石田選手は東海大相模高校からドラフト4位で加入し、将来のエース候補として期待されている左投手です。昨年は高卒ルーキーということでメインを三軍で過ごし、シーズン終盤には二軍デビューも果たしました。順調にきていますし年俸もプラス評価となりましたね。今シーズンは二軍で先発登板できているので、後1、2年で一軍デビューも見えてきそうです。

 

船迫 大雅(26歳)年俸:800万 契約金4000万 プロ1年目

 船迫選手は西濃運輸からドラフト5位で加入し、手薄な中継ぎ陣の穴を埋めることを期待されているサイドハンドの投手です。社会人でバリバリやっていた選手で年齢的にも即戦力投手として期待されている選手です。今シーズンはまだ一軍で結果が出ていませんが、二軍では防御率2点台と結果を残しているので、後半戦次第ではプラス評価となる可能性のある選手だと思います。

 

横川 凱(22歳)年俸:660万 10万アップ プロ5年目

2022年:試1、回3、防15.00、勝0、振0
通算:試5、回16.2、防5.00、勝0、振11

 横川選手は大阪桐蔭高校からドラフト4位で加入し、将来の先発候補として期待されている選手です。昨年は二軍で防御率2.62、7勝と結果を残すものの一軍では1登板に終わりました。元の年俸が低かったのもあり微増という形になりましたが、悔しいシーズンになったと思います。今シーズンはここまで先発としてブレイクを果たしているので、大幅アップは間違いないと思います。

 

田中 豊樹(29歳)年俸:1500万 400万ダウン プロ8年目

2022年:なし
通算:試101、回95.2、防4.13、勝1、H8、振91

 田中豊樹選手は日本文理大学からドラフト5位で日本ハムに加入し、これまで中継ぎ投手として活躍してきた選手です。2019年に日本ハムを戦力外となり2020年から育成契約で巨人に入団しました。2020年、2021年は2年連続で30試合以上に登板し一軍で戦力となれていた選手です。ただ、昨年はケガの影響で一軍での登板はありませんでした。登板が無かったのでダウン評価となるのは仕方ないと思います。今シーズンはケガから復帰し一軍で投げることが出来ているので、今の年俸を考えてアップ評価となる可能性は高いと思います。

 

大江 竜聖(24歳)年俸:2310万 490万ダウン プロ7年目

2022年:試3、回5.1、防1.69、勝0、振1
通算:試101、回86.2、防3.59、勝5、H26、振65

 大江選手は二松学舎大付属高校からドラフト6位で加入し、ここまで中継ぎとして活躍してきた左のサイドハンドの投手です。2020年、2021年は対左の強さを活かし、中継ぎとして2年連続で40試合以上に登板しました。ただ、昨年は自身の不振やケガも重なり一軍での登板は3試合に留まりました。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。今シーズンは復活を遂げ一軍で欠かせない選手となっているので、アップ評価になることは間違いないと思います。

 

メンデス(28歳)年俸:4000万 来日1年目

 メンデスは昨年までメキシカンリーグで先発として活躍してきた選手です。今シーズンから先発候補として巨人に加入しました。メキシカンリーグではかなりの成績を残していて、昨シーズンはリーグMVPを受賞しています。年俸的にはビーディ選手やグリフィン選手の方が期待値は高そうですが、左投手ですし先発ローテに入ってきてほしいとの評価でした。今シーズンはここまで一軍で先発として結果を残しているので、年俸の低さも相まって残留が濃厚だと思います。

 

代木 大和(19歳)年俸:550万 10万アップ プロ2年目

通算:なし

 代木選手は明徳義塾高校からドラフト6位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手左投手です。昨年は高卒ルーキーということもあり三軍での登板がメインでしたが、終盤には二軍デビューも果たしました。年俸も微増となりここまで順調に来ていると思います。今シーズンは春季キャンプからアピールを続け、一軍デビューも果たしているので、年俸アップとなることは間違いないです。

 

三上 朋也(34歳)年俸:1000万 5500万ダウン プロ10年目

2022年:試19、回24.2、防3.65、勝0、振19
通算:試346、回331、防3.11、勝10、H131、S23、振248

 三上選手はENEOSからドラフト4位でベイスターズに加入し、長年ベイスターズの中継ぎ陣を支えてきた実績豊富な選手です。ベイスターズ時代は主にセットアッパーとして活躍していましたが、最近はケガの影響で不本意なシーズンが増えていました。昨年は主にビハインドの場面で起用され一定の戦力となっていました。ただ、元の年俸が高かったこともあり経費削減のためベイスターズを戦力外となってしまいました。今シーズンから巨人と育成契約しましたが、年俸は6分の1以下になってしまいました。現在は支配下昇格を果たし、一軍でもかなり安定しているので大幅アップとなる可能性は高いと思います。

 

堀田 賢慎(22歳)年俸:650万 70万アップ プロ4年目

2022年:試8、回34.1、防6.29、勝2、振24
通用:上記に同じ

 堀田選手は青森山田高校からドラフト1位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手です。入団当初はトミージョン手術を受けるなどケガに苦しんでいましたが、昨年は一軍デビューを果たしプロ初勝利を含む2勝を挙げました。飛躍の足掛かりを作った年となり年俸もアップ評価となりましたが、個人的にはもう少し上げても良かったかなと思います。今シーズンはケガの影響もあり二軍でも苦しんでいるので現状維持となると思います。

 

小沼 健太(25歳)年俸:720万 420万アップ プロ3年目

2022年:試21、回25.1、防防6.04、勝1、H2、振15
通算:上記に同じ

 小沼選手はBC茨城から育成2位でロッテに加入し、中継ぎ投手として活躍してきた選手です。昨年は育成選手として迎えましたが、二軍で好成績を残しシーズン途中に支配下昇格を果たしました。一軍デビューも果たしその後まずまず一軍で投げることが出来ました。年俸も2倍以上となりしっかりと評価されましたね。今シーズンは一軍で苦しみましたが、シーズン途中に巨人にトレード移籍しました。そのため、この契約更改はロッテでの契約更改となります。

 

松井 颯(22歳)年俸:400万 契約金290万 プロ1年目

 松井選手は明星大学から育成1位で加入し、将来的に先発ローテに入ることが期待されているルーキーです。当初は育成契約でしたが春季キャンプからアピールを続けシーズン途中に支配下昇格を掴みました。一軍デビューも果たしましたし二軍でも先発として好成績を残しているのでアップ評価になることは間違いないと思います。

 

堀岡 隼人(24歳)年俸:670万 現状維持 プロ7年目

2022年:なし
通算:試15、回17、防7.68、勝0、H1、振13

 堀岡選手は青森山田高校から育成7位で加入し、同年に支配下昇格を果たした中継ぎ投手です。その後成績不振もあり2021年に再度育成契約となりました。昨年は育成選手ですので一軍での登板はありませんでしたが二軍で好成績を残していました。年俸も現状維持との評価でした。今シーズンは支配下に返り咲いているのでアップ評価となることは確定しています。

 

菊地 大稀(24歳)年俸:700万 300万アップ プロ2年目

2022年:試16、回17.2、防5.60、勝0、振21
通算:上記に同じ

 菊池選手は横浜桐蔭大学から育成6位で加入し、同年に支配下昇格を果たした中継ぎ投手です。昨年は育成選手としてシーズンを迎えましたが、二軍で好成績を残しシーズン途中に支配下昇格を果たしました。一軍デビューも果たしある程度登板数を重ねることが出来ました。年俸も2倍近くとなる大幅アップとなりましたね。今シーズンは一軍でも結果が残せているので更なる大幅アップは間違いないと思います。

 

井上 温大(22歳)年俸:650万 140万アップ プロ4年目

2022年:試7、回24、防6.00、勝1、振27
通算:上記に同じ

 井上選手は前橋商業高校からドラフト4位で加入し、将来の先発候補として期待されている左投手です。昨年は二軍である程度先発として投げることができ、念願の一軍デビューを果たしました。プロ初勝利も挙げ飛躍の足掛かりとなるシーズンを過ごせたと思います。年俸もアップ評価となりましたね。今シーズンはケガの影響もあり登板自体が少ないですが、後半戦の巻き返し次第ではアップ評価になると思います。

 

ロペス(30歳)年俸:1億1000万 来日1年目

2022年:試8、回11、防5.73、勝1、H2、振10
通算:試121、回112.2、防5.13、勝3、H28、S1、振92
※成績はメジャーでの成績

 ロペス選手は昨年までメジャーでプレーし、手薄な中継ぎを厚くするべく加入した中継ぎ投手です。2019年にはメジャーで70試合に登板するなど実績豊富な選手ですが、昨年はケガの影響で苦しみました。メジャーでの実績はありますがケガ持ちのため年俸が抑えられた選手ですね。今シーズンはここまで二軍でも苦しんでいるので、後半戦巻き返さなければ自由契約となってしまうと思います。

 

 

 

 

 

年俸上位5選手

1位:菅野(5億)
2位:ビーディ(1億6000万)
3位:高梨、ロペス(1億1000万)
5位:グリフィン(1億)

 

 

 

上がり幅上位5選手(金額)

1位:戸郷(5000万アップ)
2位:大勢(4100万アップ)
3位:高梨(3200万アップ)
4位:鍬原(1840万アップ)
5位:今村(1700万アップ)

 

 

上がり幅上位5選手(比率)

1位:大勢(356%)
2位:鍬原(274%)
3位:戸郷(225%)
4位:赤星(220%)
5位:山崎(207%)

 

 

 

 

まとめ

 巨人はここ数年で実績を重ねた投手が少ないため高年俸の選手がそこまで多くなかったですね。巨人は年俸の高い選手が多いイメージだったので意外です。ただ、昨年ブレイクを果たした選手が多く全体的にプラス評価となった選手が多かったように感じます。菅野選手、鍵谷選手、中川選手など大幅にマイナスになった選手のお金がそのまま回ってきた感じだと思います。かなりの額を使っていた外国人選手のお金も削減され既存の選手に回ってくるようになりましたね。さらに活躍すればもっと年俸が上がっていくと思います。