ストーブリーグ補強第4弾!!中日が巨人の中島選手、ソフトバンクの上林選手、阪神の山本選手、板山選手の獲得を発表!!~補強の狙いとは!?~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 

 ストーブリーグの補強第4弾がありましたね。中日が巨人を退団となった中島選手を獲得することが濃厚という報道が出ました。記事では他にも元ソフトバンクの上林選手、元阪神の山本選手、板山選手の獲得を打診していることがわかりました。

 

 そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。

 

 

 

 

 

目次

  1. 各選手詳細
  2. トレードの意図
  3. 今後の補強

 

 

 

 

 

 

 

 

各選手詳細

中島 宏之(41歳)180cm、90㎏、右投右打、内野手、プロ21年目

通算:試1933、率292、安1928、本209、打994、得855、盗144、O810
2023年一軍:試8、率278、安5、本0、打0、得1、O594
2023年二軍:試67、率276、安36、本0、打19、得8、盗0、O682

 中島選手は西武、オリックス、巨人を渡り歩いた球界屈指のレジェンド選手です。西武時代には打撃型のショートとして球界でもトップクラスの活躍を見せていました。メジャー挑戦もしている経験豊富なベテランですね。

 来季で41歳ですがその打撃は衰えておらず今季は不運なケガがあったものの二軍で好成績を残していました。ただ、秋広選手の台頭や中田選手、長野選手の存在、さらに坂本選手のコンバートもあり中々出番に恵まれない中今オフに退団となっていました。

 中日ではその打撃で右の代打やファーストのレギュラーとして活躍して欲しいです。

 

 

 

上林 誠知(28歳)185cm、90㎏、右投左打、外野手、プロ10年目

2018年一軍:試143、率270、安149、本22、打62、得88、盗13、O803
2023年一軍:試56、率185、安17、本0、打9、得14、盗1、O456
2023年二軍:試56、率241、安41、本4、打14、得23、盗4、O685

 上林選手は元ソフトバンクの強肩強打の外野手です。2017年にブレイクした外野のレギュラーを掴むと2018年には全試合に出場し22本塁打、13盗塁と能力の高さを見せていました。ただ、そのシーズンもケガを押して出場しておりその後も度重なるケガに苦しみ成績が下降していきました。今シーズンも春は好調でしたが、正木選手を優先して起用するというチーム方針でスタメンでの起用が増えず、ケガもあり後半戦は二軍でプレーしていました。ポテンシャルは高いですが、近年結果が出ていないことが影響し今オフに退団となりました。

 中日は外野のレギュラーは大島選手、岡林選手、細川選手と万石ですが、細川選手は今季ブレイクしたばかりで来季はどのくらいの成績を残せるか不透明ですし、大島選手も来季で39歳となります。打撃では結果が出ていませんが守備、走塁では確実に戦力になりますし、リーグが変わりまた打ち始める可能性もあると思います。バックアップや左の代打という面では大きな役割を担いそうです。

 

 

山本 泰寛(30歳)176cm、74㎏、右投右打、内野手、プロ8年目

2022年一軍:試86、率249、安45、本2、打15、得19、盗3、O594
2023年一軍:なし
2023年二軍:試85、率245、安54、本0、打25、得32、盗5、O655

 山本選手は巨人、阪神と伝統のあるセ・リーグ2球団を経験した内野手です。一番の魅力は内野全ポジションを安定して守ることが出来るユーティリティー性で昨年はセカンドとしてレギュラーで出る場面が多かったです。打撃も数字上は目立ちませんが、粘って球数を稼いだりバントや進塁打など場面に応じた打撃を見せたりと相手にとっては嫌らしい選手です。ただ、今季から中野選手がセカンドにコンバートされており一軍昇格が一度もないまま退団となってしまいました。
 中日は二遊間が中々固定できておらず経験や技術のある山本選手の加入はバックアップという面においても非常に大きいと思います。また、二軍の野手も足りておらず、今シーズン中には外野手に伊藤選手がセカンドを守るなど苦しい運用が続いていたので、いい意味で使い勝手のいい山本選手がいれば二軍の運用も楽になると思います。

 

 

板山 祐太郎(29歳)180cm、79㎏、右投左打、外野手、プロ8年目

2023年一軍:試12、率059、安1、本0、打0、得1、盗0、O118
2023年二軍:試72、率228、安44、本2、打15、得21、盗0、O604

 板山選手は外野手ながらセカンドなど複数ポジション守れるユーティリティ性が武器の選手です。一軍での実績は少ないですが、昨年の秋季キャンプで岡田監督が高評価しており外野手のレギュラー争いに名乗りを挙げていました。ただ、シーズン中は一軍で結果を残すことができず今オフに阪神を退団となりました。二軍でも打率と打撃で苦しんだことが影響していると思います。
 ただ、そのユーティリティ性が中日の目に留まり育成契約で加入することが決まりましたね。二軍の運用を楽にすることがメインの目的だと思いますが、与えられたチャンスを活かし支配下昇格を勝ち取って欲しいです。

 

 

 

補強の意図

 今回の補強では報道に出ていたようにバックアップの選手の強化という意味合いが強いですが、各選手能力が高いですしレギュラー奪取を十分に狙っていけると思います。

 中島選手は年齢的にも右の代打として期待されていると思います。ただ、ファーストのレギュラーであるビシエド選手が今季中々調子が上がらなかったので、場合によってはファーストのスタメンとして出場する機会があると思います。

 上林選手は不足している左の代打兼外野のバックアップという位置づけだと思います。今季の左打者の最多本塁打は宇佐見選手、岡林選手の2本と長打力不足なのでパンチ力のある上林選手には期待できると思います。大島選手が休養する時のスタメンや上林選手の調子が良ければ、細川選手をファーストに回してライトで起用される可能性もあると思います。

 山本選手は若い選手の多い二遊間のバックアップとして経験のある山本選手に来てもらったのだと思います。巨人、阪神に在籍中にリーグ優勝を経験していますし、常勝軍団での経験を活かして欲しいです。

 板山選手は育成契約ということで先ずは二軍で結果を残して欲しいです。中日は二軍の野手の母数が少なく運用に苦労しているのでユーティリティー性のある板山選手の加入は運用を円滑にするという面でも大きいと思います。

 

 

 

今後の補強

 ドラフトでは投手4人、二遊間の選手6人を追加したので今回の補強は野手中心でドラフトと合わせてバランスのいい指名になったと思います。今回の補強と森山選手、福元選手など一部の支配下の選手が育成契約に移行したことで支配下枠は63人となりました。ここから秋季キャンプでアピールしている岩嵜選手がシーズン前には支配下復帰すると思うのでそれを考えても後6枠もあります。今後の補強はまだまだ積極的に行いそうですね。

 現在、獲得調査の報道が出ているのは巨人を自由契約となる中田選手ですね。他にも狙っている球団があると思われますが、もし加入となれば打線の厚みが一気に増すと思います。野手の補強はこの中田選手と外国人選手で終了すると思います。残留が発表されている外国人野手はビシエド選手とカリステ選手がいますが、今季外国人野手が4人いたことを考えると保険でもう1人くらい獲得しても良さそうです。

 投手の補強はもう少し行いたい印象です。一軍の投手陣は強力ですが、層が薄く二軍が回らない場面が多く見られました。ドラフトで4人補強しましたが正直まだ足りないと思います。外国人投手はロドリゲス選手が退団したもののマルティネス選手、メヒア選手、フェリス選手と3人が残留すると思われるのでここからの補強は難しいと思います。FA市場に参入するのも金銭的に可能性は低いと思うので、今回のように他球団を退団となった選手の育成契約での獲得もまだ考えられると思います。ちょうどトライアウトも終えたところですし、育成契約ならば支配下枠を埋めずに済みます。

 育成選手も今オフでだいぶ増えたので最低でも開幕の時点で3枠は空けておきたいので、今後の補強は多くても後3枠分だと思います。

 

 

 

まとめ

 ストーブリーグがかなり盛り上がっていますね。他球団を退団となった選手が続々と契約を勝ち取っていますが、FAや外国人など争奪戦でさらなる盛り上がりを見せています。今後の他球団の動向にも注目したいです。

 

 

 

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