何はともあれ野球推しです。
明けましておめでとうございます。今年も気楽に更新していこうと思うので、皆さんも気楽に読んでくださると幸いです。
今回から新企画です。今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS～Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。
S（補強大成功！！期待以上の大活躍！！！）
A（補強成功！！年俸以上の活躍！！）
B（戦力化に成功！！年俸分の活躍はできた！！）
C（ある程度の活躍はできたか！）
D（期待値よりは低いが最低限の活躍）
E（活躍ならず）
補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。
※成績は全て2023年の成績です。
目次
- ドラフト指名一覧
- 日本人選手の評価
- 外国人選手の評価
- まとめ
ドラフト指名選手一覧
1位：森下翔太 （中央大） 外野手
一軍：試94、率237、安79、本10、打41、得42、盗1、O694
二軍：試27、率364、安36、本3、打20、得16、盗1、O1.021
1位の森下選手はゴールデンルーキーの名をほしいままにしましたね。一軍で94試合に出場した実績はもちろんですが、終盤には3番に座り試合を決める勝負強い打撃を見せるなど数字以上に貢献度が大きかったです。日本シリーズの新人最多打点も叩き出していますし、日本一にも貢献しました。来季はさらにレベルアップした姿を見せてレギュラーの座を確固たるものにして欲しいです。
2位：門別啓人 （東海大札幌高） 投手
一軍：試2、回8、防3.38、勝0、振5
二軍：試12、回55、防2.78、勝2、S2、振43
2位の門別選手は高卒ということもあり二軍がメインでしたが、その二軍で防御率2点台と高卒ルーキーとしては素晴らしい成績を残しました。終盤には一軍デビューを果たし先発として5回無失点の好投を見せました。将来のエース候補として文句なしのインパクトを残しましたね。来季の更なる飛躍に注目が集まります。
3位：井坪陽生 （関東第一高） 外野手
一軍：なし
二軍：試93、率248、安56、本3、打33、得34、盗4、O652
3位の井坪選手は高卒ルーキーながら二軍で積極的に起用され非凡なセンスを見せました。前半戦は二軍で打率3割台を記録するなど絶好調でしたね。後半になるにつれて疲れが出たのか研究されてきたのかわかりませんが成績が下降していき最終的に成績は落ち着きました。将来のレギュラー候補として既に頭角を現していますし、来季は1年間戦える体力をつけることが大事だと思います。
4位：茨木秀俊 （帝京長岡高） 投手
一軍：なし
二軍：試12、回38.1、防6.57、勝3、振30
4位の茨木選手はこちらも高卒ルーキーということもあり二軍で育成の年でした。主に先発として二軍で12試合に登板し防御率6点台ではありますが、貴重な経験が詰めたと思います。高卒1年目ですしまだまだこれから伸びていって欲しいです。
5位：戸井零士 （天理高） 内野手
一軍：なし
二軍：試69、率144、安20、本2、打13、得11、盗1、O384
5位の戸井選手も高卒ルーキーということで二軍で育成でした。その中でショートを中心に69試合に出場したことは貴重な経験になったと思います。打撃では結構苦労したと思うので、来季は二軍で打撃成績を上げて欲しいですが、メインがショートということもありまずは守備をしっかりと鍛えて欲しいです。
6位：富田蓮 （三菱自動車岡崎） 投手
一軍：試9、回16、防4.50、勝1、H1、振10
二軍：試14、回71.1、防1.77、勝5、振60
6位の富田選手は開幕一軍を勝ち取り序盤はビハインドを中心に中継ぎとして一軍で登板していました。プロ初勝利も手にし充実していたと思います。中盤からはチーム方針により先発転向し二軍で好投を披露していましたが、一軍で2試合あった先発登板はいずれも苦しみました。ただ、二軍での成績を見る限り来季以降に期待してしまいますよね。来季は先発、中継ぎどちらかはわかりませんが一軍で戦える実力は持っていると思います。
日本人新加入選手
大竹耕太郎（ソフトバンク、現役ドラフト）年俸：2000万 S
一軍：試21、回131.2、防2.26、勝12、振80
二軍：試2、回10、防1.80、勝0、振9
現役ドラフト1期生として加入した大竹選手はチームにとってなくてはならない選手になりました。元々二軍で好成績を残していた選手でしたが、今季はそのポテンシャルが覚醒。バッテリーの坂本選手との好相性もあり1人で貯金10を稼ぎました。来季も主力格として先発ローテを回ってくれると計算されているでしょうし、文句なしのS評価です。
渡邉諒（日本ハム、トレード）年俸：4000万 C
一軍：試59、率177、安14、本2、打10、得8、盗0、O527
二軍：試23、率271、安19、本2、打10、得9、盗0、O743
渡邊選手は昨年のオフに日本ハムからトレードで加入しました。今季は途中出場がメインながら59試合に出場し、代打や二番手的な立ち位置でチームに貢献しました。数字上は寂しい数字が並んでいますが、レギュラーが固定されていて二番手以降の選手が課題だったことを考えるとベンチ要員として一定の存在感を発揮したと評価しC評価としました。
髙濱祐仁（日本ハム、トレード）年俸：2000万 E
一軍：なし
二軍：試69、率192、安30、本3、打12、得13、盗2、O541
高濱選手は渡邊選手と同じくトレードで日本ハムから加入しました。一軍で一定の存在感を見せた2021年の打撃が復活することが期待されましたが、一軍での出場はありませんでした。二軍でも打率1割台と苦しみましたね。候補がいない一塁手として二軍で多く出場しましたが、一軍での出場がないのでチームに貢献したとは言い難くE評価としました。
外国人選手
Kケラー（来日2年目）年俸：1億8200万 C
一軍：試27、回26.1、防1.71、勝1、H9、振28
二軍：なし
今季の外国人選手の中で唯一昨年から残留していたケラー選手ですが、昨年の後半に盛り返し増額で残留を勝ち取っていた選手でした。今季は勝ちパでの貢献もあり防御率1点台と成績としてはいい部類に入ると思います。ただ、稼働が少なく27試合の登板にとどまったことと勝ちパとして固定できるほどの安定感がなかったことがマイナス評価ですね。高年俸ということもありD評価にしようか迷いましたが、数字上はいいのでC評価としました。今オフに退団となっていますが、ケガが多く計算がしづらいことが要因の1つだと思います。
ビーズリー（来日1年目）年俸：1億960万 C
一軍：試18、回41、防2.20、勝1、振43
二軍：試9、回44、防2.25、勝1、振43
ビーズリー選手はメジャーでも中継ぎとして活躍していた実績のある守護神候補でしたが、今季は谷間の先発として3～5回を投げる兼ロングリリーフとしてチームに貢献しました。当初の予定とは違いましたが、貴重な複数イニングを投げられる便利屋として一定の貢献度はあったと思います。円安の影響で億越えの年俸となっていますが、C評価としました。ただ、期待値よりはやや下回っていたということで今オフに退団となっています。
Bケラー（来日1年目）年俸：8160万 E
一軍：なし
二軍：試3、回15.2、防3.45、勝2、振14
先発ローテ候補として加入したケラー選手ですが、開幕に調整が合わずケガもあり一軍登板なしでシーズン途中に退団となりました。一軍登板がなくチームに貢献したとは言い難いのでE評価としました。
ブルワー（来日1年目）年俸：4865万 C
一軍：試13、回11.1、防2.38、勝0、H2、振14
二軍：試1、回1、防0.00、勝0、振2
ブルワー選手は課題だった中継ぎの層を厚くするべくシーズン途中からチームに加入しました。途中加入という難しい立場ながら13試合に登板し防御率2点台と一定の成績を残したと思います。勝ちパで起用できるほどの安定感はなかったので今オフに退団となったのかなと思います。ただ、途中加入は本当に難しいと思いますし、そのことを考慮してC評価くらいは付けられると思います。
ノイジー（来日1年目）年俸：1億7940万 B
一軍：試133、率240、安114、本9、打56、得42、盗0、O623
二軍：なし
ノイジー選手は今季からチームの主軸として期待され加入した選手です。今シーズンの成績を見ると助っ人外国人としては寂しい数字が並んでいますが、ポストシーズンの貢献度は大きかったですね。チームにとってもファンにとっても悲願だった日本一に大きく貢献したことで評価を一気に上げました。133試合と多くの試合に出場していて慣れない外野守備も無難にこなしており高年俸ではありますがB評価としました。来季も残留となったので更なる飛躍が期待されます。
ミエセス（来日1年目）年俸：6750万 B
一軍：試60、率222、安28、本5、打16、得11、盗0、O666
二軍：試16、率318、安14、本2、打7、得6、盗0、O912
ミエセス選手は長打力不足を補うことを期待され加入した選手です。シーズン中も自慢のパンチ力を見せ一軍で5本塁打を放ちました。明るい性格でベンチでの盛り上げ役も担いましたね。成績的には目立ったものではないですが、低年俸ですし年俸に見合うだけの働きはしたと思うのでB評価としました。
まとめ
阪神は現役ドラフトで加入した大竹選手が大ブレイクしましたね。本来はエース級の青柳選手、西選手が苦しむ中で大竹選手の存在は大きかったです。ドラフト1位の森下選手もルーキーらしからぬ大活躍を見せましたね。昨年オフはあまり積極的に補強は行わなかったですが、獲得した選手で戦力にならなかった選手は少なく適材適所で上手く戦力化に成功した思います。
ドラフト会議前の各球団の補強ポイントはこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
