何はともあれ野球推しです。
今回はドラフト直前企画ということで各球団の弱点を振り返り補強ポイントを洗い出しそうという企画です。
前に野手の補強ポイントの記事は出しているので、今回は投手を最初にまとめてからチームの弱点、最後には補強ポイントに優先順位をつけ指名予想までしていきたいと思います。それでは見てみましょう!!!
今回は的確なマネジメントでパリーグ2位に!!千葉ロッテマリーンズです!!
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目次
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弱点
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補強ポイント
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指名予想
弱点
先発
今年の先発投手陣
佐々木 朗希(21歳)試15、回91、防1.78、勝7、振135、K/B7.94
小島 和哉(27歳)試25、回158.1、防3.47、勝10、振114、K/B2.00
種市 篤暉(25歳)試23、回136.2、防3.42、勝10、振157、K/B3.49
西野 勇士(32歳)試18、回117、防2.69、勝8、振92、K/B4.00
メルセデス(29歳)試20、回119.1、防3.28、勝4、振58、K/B1.61
カスティーヨ(28歳)試9、回49、防3.12、勝3、振34、K/B11.33
美馬 学(37歳)試18、回98.1、防4.76、勝3、振69、K/B2.07
森 遼大朗(24歳)試6、回33、防6.00、勝1、振29、K/B2.90
来季以降に期待できる選手
石川 歩(35歳)、二木 康太(28歳)、菊地 吏玖(23歳)、本前 郁也(26歳)
ロッテの先発陣はかなり強力ですね。まだケガなく完走したシーズンはないものの球界屈指のエースである佐々木朗選手を初め、今シーズン最後までローテを守りの二桁勝利を達成した小島選手、今シーズンケガから復帰し好投を見せている種市選手、西野選手の4枚が強力です。
ここに巨人から加入したメルセデス選手と途中加入のカスティーヨ選手の両外国人投手が存在感を示しています。
全体的に苦しんだものの後半に調子を上げていた美馬選手、谷間が中心ながら一定の数字を残した森選手の計8人が主に先発しました。
石川選手、二木選手といった実績組がケガで居なかったものの岩下選手を中継ぎに回せるくらいの先発陣が組めていました。
来季のローテ候補
当確:佐々木 朗希、小島 和哉、種市 篤暉、西野 勇士
濃厚:メルセデス、カスティーヨ
候補:美馬 学、森 遼大朗、石川 歩、二木 康太、菊地 吏玖、本前 郁也、中森 俊介
来季は佐々木朗選手、小島選手、種市選手、西野選手の強力先発4本柱にメルセデス選手、カスティーヨ選手、美馬選手、森選手の4人を調子に応じて回していくことになると思います。
ただ、佐々木朗選手はシーズンを完走したことがないですし、西野選手も終盤にケガがあったので4本柱は必ずしも万全ではないですね。実績組の石川選手、二木選手に穴を埋めてほしいですが、現時点では計算できないですね。二軍でローテを守っていた佐々木千選手、本前選手やドラ1ルーキーの菊地選手、高卒3年目の中森選手といった若手有望株がローテ争いに加わってくると層が厚くなってくると思います。
現時点では若干層が薄いので即戦力投手が1枚入ってくると全然違うと思います。
中継ぎ
今季の中継ぎ陣
益田 直也(33歳)試58、回53.1、防3.71、勝2、H15、S36、振54、K/B3.86
ペルドモ(30歳)試53、回50.2、防2.13、勝1、H42、S1、振41、K/B2.73
坂本 光士郎(29歳)試51、回47.2、防3.21、勝1、H17、振41、K/B2.18
西村 天裕(30歳)試44、回43.1、防1.25、勝4、H18、振43、K/B2.56
澤村 拓一(35歳)試34、回33、防4.91、勝4、H18、S3、振24、K/B1.33
東妻 勇輔(27歳)試36、回34、防2.91、勝0、H11、振28、K/B2.33
横山 陸人(22歳)試38、回39.1、防5.26、勝2、H10、S1、振42、K/B2.33
岩下 大輝(27歳)試27、回30.2、防2.93、勝1、H4、振28、K/B2.00
中村 稔弥(27歳)試17、回23.1、防2.31、勝3、H3、振19、K/B3.17
澤田 圭佑(29歳)試17、回16.2、防1.08、勝2、H8、S2、振18、K/B3.00
今シーズンは中継ぎのマネジメントにかなり苦労したと思います。守護神の益田選手はセーブこそ多いものの絶対的な印象はなかったですし、本来勝ちパや接戦時での活躍が期待された澤村選手、東條選手、小野選手といった実績組が軒並み不調やケガで登板数が伸びませんでした。
その中で、新戦力の選手たちが躍動しましたね。新外国人のペルドモ選手は8回の男として定着し最優秀中継ぎ賞のタイトルを獲得するなどチームの主力格になりました。トレードで加入した坂本選手、西村選手も接戦時や勝ちパでの貢献が大きくチームに欠かせない戦力です。さらに、昨年苦しんだ東妻選手が中盤から上がってきて接戦時要員に、中村選手はロングリリーフとして貢献、トミージョン手術明けの澤田選手も思ったよりも早く競技復帰し終盤チームが波に乗れない中勝ちパを任されていました。岩下選手の配置転換もビハインド要員の薄さを考えると大きかったと思います。若手有望株からは横山選手、中森選手が戦力となりましたね。
来季の中継ぎ陣
勝ちパ:益田 直也、ペルドモ、西村 天裕
接戦時:坂本 光士郎、澤村 拓一、東妻 勇輔、澤田 圭佑
ビハインド:横山 陸人、岩下 大輝、中村 稔弥
候補:鈴木 昭汰、中森 俊介、小野 郁、東條 大樹、廣畑 敦也、高野 脩汰
現状、リリーフで絶対的な選手は8回ペルドモくらいで他は調子のいい選手を上手く回している印象です。益田選手も安定感というところではやや不足していますし、リリーフの層は薄いかなという印象です。特に左投手がかなり不足していますね。
勝ちパで行けそうなのは益田選手、ペルドモ選手、西村選手、澤田選手の4人くらいで接戦時に安心して任せられる選手も若干少ないのでここは追加がほしいです。
そうなると、二軍から新戦力の台頭に期待したいですが、二軍で防御率3点台、4点台くらいのまずまずの成績に落ち着いている選手が多く突き抜けた選手が少ないです。近年のドラフトで即戦力の期待を込めて獲得した鈴木選手、廣畑選手、八木選手、高野選手といったところが戦力となってほかったですが今のところ一軍定着とはなっていません。即戦力期待のドラフト指名選手がうまくいっていないシワ寄せがきているのかなと思います。
ただ、高卒組の横山選手、中森選手が台頭してきておりドラ3ルーキーの田中選手も一軍で好投を見せたことも踏まえると上位で高卒投手を指名してもいいかもしれませんね。
一三塁の攻撃力不足
今季の陣容
ファースト
山口 航輝(23歳)試68、率235、安99、本14、打57、得46、盗0、O695
茶谷 健太(25歳)試45、率284、安48、本0、打9、得18、盗2、O665
池田 来翔(23歳)試22、率269、安28、本2、打8、得17、盗0、O731
井上 晴哉(34歳)試22、率179、安17、本1、打8、得3、盗1、O528
サード
安田 尚憲(23歳)試106、率238、安99、本9、打43、得33、盗2、O678
ブロッソー(29歳)試35、率191、安26、本1、打14、得8、盗1、O508
今シーズンはファーストは山口選手、茶谷選手、サードは安田選手がメインでしたがこの3人のOPSが7を超えておらず攻撃的な選手が入るポジションとすると少し物足りないと思います。山口選手は本塁打、安田選手は勝負強さと良さは見せていますが確実性が上がってくると主力格になってくると思います。
また、山口選手、安田選手といったところは若いですが二軍で打撃で期待できる若手有望株がファースト、サードともにいないので長打力に苦しむ傾向にあるチームですし若手有望株の追加があってもいいと思います。
外野手
今季の陣容
レフト
角中 勝也(36歳)試53、率296、安64、本9、打39、得20、盗1、O861
山口 航輝(23歳)試55、率233、安94、本14、打54、得49、盗0、O692
荻野 貴司 (37歳)試45、率249、安43、本1、打18、得18、盗1、O633
岡 大海(32歳)試100、率285、安86、本6、打31、得45、盗14、O786
石川 慎吾(30歳)試28、率348、安39、本2、打10、得10、盗0、O836
センター
岡 大海(32歳)試100、率285、安86、本6、打31、得45、盗14、O786
藤原 恭大(23歳)試97、率234、安75、本3、打19、得33、盗5、O595
和田 康士朗(24歳)試69、率275、安25、本3、打9、得29、盗19、O803
ライト
岡 大海(32歳)試106、率282、安90、本7、打33、得50、盗154、O788
和田 康士朗(24歳)試74、率265、安28、本3、打9、得30、盗20、O784
平沢 大河(25歳)試57、率170、安23、本3、打8、得19、盗3、O555
山口 航輝(23歳)試55、率233、安94、本14、打54、得49、盗0、O692
レフトは角中選手、荻野選手、石川選手と打撃でプラスを出せる選手が多くいますが、センターとライトは好成績を残した選手が岡選手くらいしかいません。
センターは藤原選手、岡選手の併用、ライトは固定できず流動的な起用が多かったです。特にセンターは二軍でも若手有望株が少なくそもそもセンターを守れる選手が少ないです。
また、第一次戦力外で福田選手、菅野選手、西川選手といった外野手3人が戦力外になっており、育成捕手ながら二軍で外野手最多出場の谷川選手も戦力外となっています。西川選手、谷川選手は育成再契約の可能性もありますが、かなり母数が減り二軍の運用がままならない事態に陥りかねません。
外野手は育成合わせて少なくとも2人は欲しいです。
和製大砲不足
一軍本塁打数(計73本)
山口 航輝(14本)、中村 奨吾(11本)、安田 尚憲(9本)、角中 勝也(9本)
二軍本塁打数(計56本)
山本 大斗(9本)、井上 晴哉(7本)、西川 僚祐(6本)
今シーズンはポランコ選手が本塁打王となる26本を打ったことで他球団とそこまで差はつきませんでしたが、日本人だけに絞ると二桁本塁打は2人しかおらず最多本塁打は14本の山口選手と他球団と差がついてしまっています。
二軍でも本塁打数は最下位で最多本塁打は9本の山本選手とこちらも寂しいです。井上選手もベテランですし、西川選手も戦力外となるなど二軍の長打力不足は一層深刻になりそうです。
昨年もスラッガータイプの指名もありませんでしたし、今年は長打力ある選手もドラフト候補に多いので2人以上獲得してもいいと思います。
補強ポイント
※()内優先度
先発投手(中)、中継ぎ投手(高)、左投手(高)
スラッガー(高)、センター(高)、一三塁(高)、捕手(小)
補強ポイントは投手は先発の頭数が少し物足りないので先発が出来そうな選手は1人ほしいですが、それよりも戦力となる中継ぎ投手特に左投手が欲しいところです。
野手では一三塁手と外野手は確実に追加しておきたいですね。長打力のある選手が指名出来ればベストです。捕手は佐藤都選手、松川選手と若手有望株はいますが、24歳以下の支配下捕手は松川選手しかおらず年齢分布的に捕手の追加が欲しいと思います。
指名予想
投手4人(即戦力2人以上)、一三塁手のスラッガー1人(左打者)
二遊間1人(即戦力)、捕手1人
1位:スラッガーor即戦力投手
2位:1位で指名しなかった方
3位:左投手orスラッガー
4位:スラッガーor左投手
5位:捕手
6位:投手
補強ポイントを踏まえてこの選手をこの順位で取れたら理想だなというところを挙げてみました。
ロッテは毎年投手、野手バランス良く指名しており指名人数も5~6人なので例年の傾向を参考に考えました。
2位はロッテは遅く回ってきますが、今年の豊作年となるとまだまだいい選手が残ってそうですね。
3位4位で左投手、スラッガーを狙いますが大卒左腕、高卒スラッガーが豊作なのでいい選手が残っていると思います。
5位で捕手、6位で投手を指名し投手3人、野手3人とバランスのいい指名になると思います。
育成では1位、2位で素材型の投手を指名し3位以降で外野手を狙ってほしいです。
個人的理想の指名
1位予想:度会 隆輝(ENEOS)
2位:西舘昂汰(専修大学)
3位:仲田侑仁(沖縄尚学高校)
4位:石原勇輝(明治大学)
5位:萩原義輝(流通経済大学)
6位:早坂響(幕張総合高校)
個人的な理想の指名を考えてみました。理想ですのでこの選手はこの順位で獲れないだろうと思いながら、この順位で獲れたらラッキーだなという目線で選んでいます。
1位の予想は期待も込めてENEOSの渡会選手にしました。高卒社会人のためまだ若い選手ですが、パンチ力を備えていて打撃の対応力は社会人の中でもトップクラスです。本職は外野手ですがセカンド、サードでも起用されており色々なポジションを守ることが出来る点も好材料です。明るく特徴的な性格をしているのでチームの雰囲気を変えられる選手ですし、スター性を持っていると思います。競合となる外してしまった場合は即戦力投手になるかなと思います。
2位は残っている可能性の方が低いと思いますが、地元の大学出身で上位指名確実と言われている西舘選手。身長188cmでストレートの威力が強く素材感もありながら、コントロールもまとまっており即戦力としても期待できる選手です。本来は左投手が欲しいところでしたが、地元出身の好投手ですし今回は西舘選手としました。
3位は高卒スラッガーの仲田選手です。春、夏と甲子園で本塁打を放っておりパワーだけでなくコンタクト能力も高い選手です。ファーストがメインの選手ですがファーストの有望株は足りていないですし、打撃に期待しての指名です。
4位は左投手の石原選手。コントロールがよく完成度の高いタイプですね。大学でも中継ぎ登板がほとんどですが左の中継ぎ投手が補強ポイントですし、即戦力として期待したいです。
5位は地元の大学出身の捕手である萩原選手。正直この順位で残っている可能性の方が低いですが、近年大卒捕手の指名順位は低い傾向にありますし、このレベルの選手がこの順位で獲れたらラッキーですね。
6位はこちらも地元出身の高卒投手である早川選手。高校から本格的に投手を始めた選手でストレートの威力が高まり評価が急上昇した選手ですね。高卒投手の育成が上手くいっている印象があるので下位指名からも戦力になってほしいです。
地元出身の選手にこだわり過ぎたかもしれませんが、投手3人、野手3人のバランスのいい指名になったと思います。もう少し左投手を入れられればよかったですが、左投手の指名順位が読みにくいためどうしても予想では少なくなりがちです。
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