ストーブリーグ補強第1弾!!巨人ウォーカー選手、ソフトバンク高橋礼選手、泉選手トレード発表!!~各球団の狙いとは!?~

何はともあれ野球推しです。

 

 今日の朝、ストーブリーグの補強第1弾がありましたね。巨人のウォーカー選手とソフトバンクの高橋礼選手、泉選手の1体2のトレードが発表されました。

 そこで今回は各選手の詳細とこのトレードの意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。

 

 

目次

  1. 各選手詳細
  2. トレードの意図
  3. 今後の補強

 

 

 

 

各選手詳細

ウォーカー(32歳)196cm、104㎏、右投右打、外野手、来日2年目

2022年一軍:試124、率274、安110、本23、打52、得58、盗5、O821
2023年一軍:試57、率263、安31、本6、打20、得15、盗1、O751
2023年二軍:試52、率258、安42、本7、打20、得21、盗0、O764

 ウォーカー選手は長打力のある打撃が売りの大型外野手です。来日1年目から一軍で23本塁打、OPS821と素晴らしい成績を残しそのオフに来日1年目の外国人選手では異例の複数年契約を結びました。 

 ただ、日本に来るまでまともに守備の練習をしたことがないと本人も話すように守備に課題がありDHのないセリーグでは起用法が難しかったです。守備課題や秋広選手の台頭、外国人枠の兼ね合いもあり出場機会を大幅に減らしていました。打撃では変わらずアピール出来ておりトレードが噂されていました。

 

 

高橋 礼(28歳)187cm、87㎏、右投、投手、プロ6年目

2019年一軍:試23、回143、防3.34、勝12、振73
2023年一軍:試5、回11.2、防10.80、勝0、振2
2023年二軍:試21、回79.2、防1.24、勝7、振57

 高橋選手は日本球界でも貴重なアンダースローの投手で、2019年には12勝を挙げ新人王のタイトルも獲得しています。その翌年には中継ぎとして54試合に登板し27ホールドを挙げるなど中継ぎ適正も見せています。その後の3年は苦しんでおり一軍で結果が残せない日々が続いています。ただ、今年は二軍で無双級の投球を見せており復活の足掛かりを見せていました。

 

 

泉 圭輔(26歳)188cm、78㎏、右投、投手、プロ5年目

2020年一軍:試40、回34.2、防2.08、勝0、H8、振28
2023年一軍:試3、回2.2、防16.88、勝0、H0、振2
2023年二軍:試46、回47.1、防4.18、勝4、振32

 泉選手は色々な場面で投げてくれる中継ぎ投手です。2020年に40試合に登板し防御率2.08とブレイクしその後21年、22年と30試合以上に登板し一軍の戦力になっていました。登板数以上にブルペンでの存在は大きくどんな場面でも何回でも肩を作って準備してくれる陰ながら貢献度の高い選手です。

 今年は一軍に昇格してから病気にかかるなど度重なる不運に見舞われた影響や中継ぎ陣の層が厚くなっていたこともあり一軍での登板数を減らしました。

 

 

 

 

トレードの意図

巨人

 巨人は打撃力もあり人気もあるウォーカー選手を放出しましたが、やはり守備課題が顕著でスタメンで起用するにはかなり難しかったですね。また、外国人枠を投手に多く使っており野手ではブリンソン選手にしか使えなかった影響もあると思います。戦力を持て余しているのならばウォーカー選手にも出場機会を与えながら課題である投手陣を補強できるいいトレードだったと思います。

 泉選手は当然中継ぎ起用だと思いますが、高橋選手は先発、中継ぎどちらになるのでしょうか?補強ポイント的には中継ぎですが適正的には先発かなぁ。まだ目が慣れてないセリーグならば移籍1年目から10勝出来そうな期待感があります。泉選手も便利屋として重宝されていた選手ですね。今年は便利屋として船迫選手にかなり負担がかかっていたと思うので、泉選手は大きな存在になると思います。

 

 

ソフトバンク

 ソフトバンクは期待値の高い有望株である高橋選手と泉選手を放出しましたが、高橋選手は3年間一軍で結果が出ていませんでしたし、環境を変えてあげるという意味合いが強いと思います。泉選手は大津選手、田浦選手の台頭もあり泉選手の出番が徐々に減っていた印象ですね。

 代わりに獲得したウォーカー選手は日本で実績のある外国人選手ということでチームにとってもベストな補強だと思います。今年の外国人野手の本塁打数は全選手合わせて1本と失敗と言わざるを得ない内容だったのでウォーカー選手は中軸を担える選手になると思います。守備課題もDHのあるパリーグなら問題ないですね。交流戦パリーグ相手に打っていたのも好材料です。近藤選手、柳田選手とともにDHをどのように起用するか小久保新監督の手腕が問われるところですが、年間通して起用できれば本塁打王も狙える選手だと思います。

 

 

 

今後の補強

巨人

 巨人はドラフトと今回のトレードで投手陣はかなり補強できたと思います。とは言え中継ぎ陣の不安はぬぐえないので他球団を退団になった選手の育成契約も例年通り狙ってくると思います。

 外国人はウォーカー選手が抜けたことでブリンソン選手はどうなるかがかなり気になるところです。ブリンソン選手も退団となれば2人新たに新外国人野手を獲ってくる必要があります。守護神候補の外国人選手も補強すると思うので、ここからは外国人補強が中心になりそう。ただ、オリックスの山崎福選手がFA権を行使するようなので狙いに行きたいです。

 

 

ソフトバンク

 ウォーカー選手は獲れたので外国人野手の補強は随分と楽になりますよね。保険的にもう1人くらいの獲得で後は投手に全振りできると思います。特にバウアー選手の動向には引き続き注視していきたいです。

 また、今回は1対2のトレードということで枠が1つ空いたので有効活用していきたいですね。フェニックスリーグでアピールした育成選手の昇格ももしかしたらあるかもしれませね。

 

 

 

まとめ

 日本シリーズが終わって翌日の朝に早速報道が出ていたのでストーブリーグが始まったなという感じがします。トレードは両球団、各選手にとっても有意義なトレードになったと思うので、新天地での活躍を期待したいです